社内株主制度というのがあって、配当があった。
なかなか厳しい出版業界ではあるが、一応黒字を確保できているしね。
ちなみにだが、出版業界は取り次ぎさんという、書籍の専門商社兼問屋さんがあって、出版社は取り次ぎさんに納品をして代金を受け取る。
これが売上となるわけだが、実際に書籍は一般のお客様に買っていただいて書籍としての決算が終わる。
一定期間おいて売れなかった書籍は取り次ぎさんに返品され、取り次ぎさんは出版社に返品する。
出版社は返品を受け取るとお金を支払わないといけない。
それは困るので、返品が起草になる前に次の書籍を出して、相殺してもらうという状態が見られる、というのが業界全体の状況である。
出版社が出した書籍を引き受けた取り次ぎさんが、書店さんに配本をしたが、売れずに返品されてきたときに、発行元の出版社がつぶれてしまっていたら、返品はそのままゴミとなり、取り次ぎさんは貸し倒れの被害を受けることになる。
なので、取り次ぎさんから見ると、出版社は仕入れ先であるが、返品という売上先でもあるので、取り次ぎさんは仕入れ先の出版社の与信をとる。
返品が受けられない出版社からは仕入れないか、仕入れてもごくわずかということになる。
全国の大きな書店さんに出版物を並べるには最低でも4000部くらい必要で、目立つように積んでもらおうとするともっと必要となる。
書店さんの書棚に並ぶということが、出版社にとっての広告活動なのだからな。
しかし、出版社の側に与信の不安があると、返品を受けられない可能性があるので、たくさん仕入れてくれなくなる。
そうすると、書店さんという広告媒体が使えなくなり、世の中に知られない書籍として消えていく運命になる。
そうなるとますます取り次ぎさんは仕入れてくれなくなる。
なので出版社は、印刷会社さんや紙問屋さんにたいする与信はもとより、お客さんにも金融的信頼性を保たなければならない。
なので、決算赤字は出せない。
おかげで自社持ち株の配当を受け取ることができるというものだ。
まー売上あげないとなー
今日はローラー30分。
ロングトラックのスケートは、思ったよりダメージがでかい。
脚のまわりも悪いし、心拍も思ったより上がらない。
明日は会社の忘年会だ。
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